凍結胚の取り違えについてのお知らせ
日頃から理研バイオリソースセンター・実験動物開発室をご利用頂きまして誠にありがとうございます。
2012年5月18日にご利用者より凍結胚から作製したマウスでsemaphorin KO の遺伝子が確認できないとの連絡を受けました。ご利用者から当室にお送り頂いたDNA試料を解析した結果、当室からお送りした凍結胚が他の系統のものであることが判明いたしました。関係者の皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
当室の検査結果は、利用者による検査結果と同様であり、semaphorin KOマウスの胚作製と同時に作製した凍結胚の調査により、取り違いが起きたことが判明しました。利用者にはマウスは適切な方法による処分をお願いし、正しいsemaphorin KOマウスを提供させていただきました。
当室では、二度とこのようなことが起こらないように、再発防止策として、凍結保存に関する作業手順書を見直し、凍結チューブを視覚的に判別し易くいたしました。今後とも理研バイオリソース事業へのご理解とご支援の程、宜しくお願い申し上げます。