TOP-EGFPについてのお知らせ

TOP-EGFPについてのお知らせ

平素より理化学研究所バイオリソースセンター(理研BRC)・実験動物開発室をご利用いただき、誠にありがとうございます。

2008年1月以来、当室が提供してまいりましたTOP-EGFPマウス (RBRC02229)は、プロモーターおよびレポーター遺伝子ともに異なるTP1-Venusという別の系統であることが判明いたしました。利用者の皆様には多大なご迷惑をおかけいたすことになりましたことを深くお詫び申し上げます。

TOP-EGFPマウスを維持、利用されている場合には、必要不可欠な理由がある場合を除いて、今後は、TOP-EGFPマウスとしてのご利用を中止していただきたくお願い申し上げます。尚、当室ではTOP-EGFPマウスとプロモーターが同一でレポーター遺伝子がβ-galactosidaseであるTOP-GALマウス(RBRC02228)を保有しております。TOP-EGFPマウスの代替系統としてTOP-GALマウスの使用をご希望の場合は、無償で交換させていただきますので、ご連絡いただきますようお願い申し上げます。

2007年5月15日に国内研究機関の研究者よりTOP-EGFPマウスの寄託を受け、利用者へ提供してまいりました。ところが、2013年7月9日に、寄託者よりTOP-EGFPマウスとして寄託したマウスが実はTP1-Venusという全く異なる系統であるとの連絡がありました。当室でTOP-EGFPマウスのDNAを解析した結果、寄託者からの連絡通りTP1-Venus系統であることが確認されました。取り急ぎ、利用者の皆様には緊急のお知らせを送付させていただいた次第です。

当室が提供したTOP-EGFPを用いて既に論文発表をされ、雑誌の編集部への修正の連絡が必要な場合は、当室から事情説明の文章を発行させていただきますので、お申し付け下さい。その他、本件に関するご質問やご要望がございましたら、ご遠慮なくanimal.brc@riken.jpまでご連絡いただきますようお願い申し上げます。

当室では、二度と不具合のあるバイオリソースを提供することがないよう、再発防止策として、各系統の操作遺伝子に特異的な遺伝検査を実施する等、遺伝子検査を拡充してまいります。今後とも理研バイオリソース事業へのご理解とご支援の程、宜しくお願い申し上げます。



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